教育学部の大学生による【やさしい学校教育まとめ】

教育について勉強中!北海道の大学生です。誰にでもわかりやすいように学校教育についてまとめていきます!

教員志望者向け大学の選び方② ~取得する教員免許を決めよう~

結論から言うと、ほとんどの大学で教員免許を取得することができます。その中でも、教員養成課程や教育学部かそれ以外の学部で取得する2パターンに大別されます。

・教員養成課程や教育学部:小学校~高校までなんでもとれる

教育学部以外の学部:中学校や高校の専門教科の免許が取れる

 

あなたはどの学校種(小学校とか中学校とか)の先生になりたいですか?

誰もが通る普通教育の道なので大体想像はつくと思いますが軽くまとめると、

 

小学校の先生

  • 1学級を担任し、国語算数や体育、音楽など全教科を担当する
  • 1年生から6年生まで大きく異なる発達段階ごとに様々な対応が求められる
  • 子どもたちの生活規律や社会性など、学習以外の指導も多い

中学校の先生

  • 自分の専門教科のみ複数のクラスに授業をする
  • 小学校から進級することで戸惑う中1ギャップの問題などに対応する
  • 思春期の生徒を相手に生徒指導や進路指導をする

高校の先生

  • アカデミック(学術的)な学習内容に対応した専門的な知識が求められる
  • 配属される学校により生徒の学力レベル等は大きく異なる
  • 就職先や進学先のサポートをする

 

こんな感じですかね。私は以前、専門を極めるべく中学校の先生もいいなと思っていたのですが、今は学級担任制で子どもたちと深くかかわれる小学校の先生になりたいなと思っています。

 

さて、先ほど多くの大学で教員免許を取得できるといいました。その多くは中学校や高校の専門教科の免許が取得できる場合が多いです。例えば文学部なら国語、法学部なら社会、理学部なら数学や理科、といった具合です。

 

また、各地方には『教員養成課程』が設置されている大学があります。北海道教育大学宮城教育大学東京学芸大学などです。これらの大学は教員養成を目的としているので、小中学校や保健室の先生などほとんどすべての免許を取得することができます。特に、大学のカリキュラム上、小学校と中学校などと複数の免許を取得しやすいという特徴もあります。

各地方には地元の教育大学出身の先生が多いはずです。同様に弘前大学岩手大学などと、各県に設置されている国立大学や私立大学教育学部もこれに当たります。

ただし、北海道大学などの旧帝国大学教育学部は“教員養成”ではなく、“教育学”を学ぶ場として設置されている場合がありますので注意してください!

 

そして、各地方公共団体の教員採用試験では地元の教員養成系大学が受かりやすいとかいう噂も…笑

まあ受かりやすいかはわかりませんが、教員になってから出身大学の話で盛り上がるというのは確実にありますね!

私も教育実習の時に聞いたところ“○○教育大学出身”の先生がほとんどでした笑

 

 

文部科学省に教員免許状を取得できる大学一覧が載っていますので、興味のある方はぜひ確認してみてください!

平成29年4月1日現在の教員免許状を取得できる大学:文部科学省